野球の試合はなぜ9回で終わりなの?それにはこんなワケがあった。

  • 野球の試合は、9回でゲームセット。

意外に知られていないが、アメリカで野球が生まれた当初は「21点先取」というルールで試合が行なわれていた。

だが、野球で21点を取るのは時間もかかるしなかなかつらい。当時のルールは大雑把で、フォアボールは存在しなかった。試合は延々と続き、一日かけても決着がつかない場合もしばしばあった。

これにクレームをつけたのは、なんと料理人たちだった。

当時の野球チームは試合が終わると相手を食事に招いて乾杯をし、互いに親睦を深めるのが習慣だった。

そのため、各チームには専属の料理人がついていたのだ。

だが、21点先取の試合となると、試合がいつ終わるのやらまったく見当がつかない。

料理を出すためには食べはじめる時間から逆算して調理を開始するわけだが、温かい料理を作ったのに冷めてしまったり、逆にいきなり試合が終わり、お腹をすかせた選手たちが引き上げてきたりで、おおわらわ。

これでは大変だとばかりに、チーム専属の料理人たちがクレームを付けたのである。

試合が時間制、あるいは回数制ならば、終了時間を見極めやすい。

いくらのんびりした時代とはいえ、プレイしていた選手の者たちや関係者もダラダラとつづく試合に内心ではうんざりしていたのだろう。結局、試合後の食事をつくる料理人からのクレームが引き金になって、野球は9回まで、というルールが確立されていくこととなった。

では、なぜ9回という半端な回数になったのか。

これには2つの説がある。

一つは、料理人の我慢の限界が9回だったからというもの。

そしてもう一つは、当時のアメリカで用いられていた12進法に沿って、切りのいい3の倍数のなかから適切と思われる長さの9を選んだからというもの。

これが日本人だったなら、10進法に沿って切りのいい10回でゲームセットとなっていたかもしれない。


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