『のりかえ便利マップ』。誕生にはこんな経緯があった。

通勤、通学に電車を利用しているなら、誰しも決まった乗車場所というのがあるのではないだろうか。階段近くの乗り口から車両に乗れば降車駅の○番出口に近い等、次のアクセスに便利な位置が決まっていたりする、そんな場所のことだ。


毎日利用している路線なら何の問題もないのだが、普段利用しない路線となると、そうは問屋がおろさない。間違った方向に出てしまったり、遠回りしてみたりと不便に感じることもあるだろう。


そんな場合に役に立つのが、東京メトロと都営地下鉄の駅にある「のりかえ便利マップ」だ。
何両目の車両に乗れば、行き先の駅の出口に近いとか、エレベーターのホームでの位置などが一目で判る。

じつはこの「のりかえ便利マップ」、鉄道会社が考えたものではない。ある一人の主婦のアイディアから生まれたもなのだ。

この「のりかえ便利マップ」を考案したのは、株式会社ナビットの代表取締役社長、福井泰代さん。考案当時は、普通の主婦だった。

ある駅に長男を乗せたベビーカーを抱えて降りたのだが、エレベーターがなかなか見つからない。結果、ホームの端から端まで歩き回ることになった。そこで、「一目でどこにエレベーターがあるかわかるように表示してあればいいのに」と思ったのだとか。


だが、ご存知のように駅の構造は全ての駅で異なる。そこで福井さんは週末ごとに旦那さんに子供を預け、自らの足で全ての駅に降りて調査を開始した。そして5カ月を費やし営団地下鉄(現東京メトロ)全駅の調査を完了した。

その情報を元に、作成したマップが営団地下鉄に採用され、東京メトロと都営地下鉄の各駅に掲示されることとなったのである。


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