100℃にならずにお湯が沸騰するチベット自治区

「熱湯を注いで3分待つ。」カップラーメンの作り方に良くある記述だが、この場合の熱湯とは概ね100℃を指す。

通常お湯を沸かすと約100℃で沸騰し熱湯になる。普段意識していないが、約100度でお湯が沸くというのは1気圧でのお話。

では気圧の低い高地にある国ではどうなるのだろうか。

世界最高峰のエベレストを擁するチベット自治区では、気圧が極端に低いため、日本と同じというわけには行かないようだ。

まずスナック菓子の袋はぱんぱんに膨らんでしまう。炭酸入りの飲料水などは蓋を開けた途端に噴き出してしまうのだ。


日本の最高峰、富士山でも登山中に高山病になる方もいるが、チベット自治区でも同じように頭痛や吐き気といった高山病の症状に悩まされる。

当然、水も気圧の影響を受ける。
お湯を沸かそうとしても100度になる前に沸騰してしまう。

平均標高約4000mのチベットでは水は90℃で沸騰、世界最高峰8848mのエベレスト山頂では約70度でお湯が沸いてしまう。


お湯を沸かす話をしてきたが、チベットでは家庭にガスが通じていない。どうやってお湯を沸かしているかというと、ヤカンの下に幅1メートル四方の銀板を2枚置いて、太陽光を集め、その熱でぶらさげたヤカンの水を沸かしている。

ガスが通っていないなら、日常の煮炊きはどうしているのかというと、乾燥させた家畜のフンが燃料として使われている。

一見不便な生活の様にも思えるが、高地に合った生活様式と言えそうだ。


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