『静』を表す漢字なのに『争う』が入っているのはなぜ?

「静」という漢字は「青」と「争う」の組み合わせで構成されている。なぜ「静か」を表現する漢字に「争う」が含まれているのか。

「青」は「井戸の中の澄んだ水の色」を表しているので「青」を使った字には澄みきったものをイメージをさせる字が多い。


音は六朝時代の中国南部の発音がもとになった呉音で「ジョウ」、隋・唐時代に中国北部で使われていた漢音で「セイ」だが、「静観 」「静寂」「冷静」などほとんどが漢音で読まれる。

「争」は、「爪」と「手」から成り立つ字で、何かを両側から取りあう様子を表したもの。
爪を立てて、手でひっぱるひっかく、といった「争」のイメージに合う。

「青」と「争」を合わせた「静」が表すのは、「争い」のあとの「静けさ」。

「静けさ」を表現するのに、正反対の「争」の字を使うことによって、静けさを強調しているのだ。


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