『色』を名前に持つ海は本当にその色をしてるの?

「黄海」「紅海」「白海」「黒海」、色を名前に冠する海、これらは本当にその色をしているのだろうか?

 

まずは『黄海』。
春になると車の上に薄っすらと積もっている黄砂。中国から風に乗って日本へやってくるのだが、その砂の色から『黄砂』と呼ばれる。

中国大陸を流れる『黄河』もこの砂と同じ色に染まっている。


その黄河が流れ込む『黄海』も沿岸部が黄色に染まっている。
みたまんまの色がそのまま名前になったものだ。

 

アフリカ大陸とアラビア半島の間にある内海「紅海」。


海中にトリコデスミウムという藍藻が多く、その色で海水が紅色に見えるところから名付けられたといわれている。

ロシア連邦の北西部、北極海の一部であるバレンツ海。その南の大きな入り江状の海が「白海」。


呼び名のルーツは定かではないが、冬季は入り江の奥が厚い氷で覆われる。

ボスポラス海峡、マルマラ海を通じて地中海とつながる「黒海」。


英語では「Black Sea」と呼ばれるこの海、
沿岸にあるロシアではチェルノエ海、ルーマニアではネアグラ海、トルコではカラ海と呼び名は違うが、全て「黒い」という意味。

この海の水の色は黒くないのになぜ『黒海』なのだろうか。

これは色彩としての『黒』ではなく、「荒れている」「危険な」という意味を持っている。

この一帯は、霧が発生しやすく暴風で荒れることが多い。その為、この海での航海には危険が伴ったことから「黒」という色の持つ暗いイメージと一致していることから、こう呼ばれるようになったようだ。

 


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