忘れたはずの記憶が突如として甦る脳の機能

子供の頃からの友人としばらくぶりに再会したら、ずっと忘れていた子供の頃の思い出を次々と思い出し、会話に花が咲いたというような経験があるのではないだろうか。

極端な話では、記憶喪失になった人物が、あるきっかけで記憶を取り戻したという事例もある。

この「思い出す」という脳の働き、人間にとって非常に重要なものといえる。

なぜ、思い出すことができるのか。

「忘れる」とは、「記憶が消失した」わけではなく、「思い出すための手がかりがない」状態。

脳という大海の中で1個の記憶が離れ小島のようにポツンと置き去りにされているようなものだ。

そこに繋がる道標があれば、脳はそこに辿り着いて記憶を鮮やかによみがえらせてくれる。

忘れていたはずの子供の頃の記憶が思い出されるのも、「子供の頃からの友人と会う」トリガーが
あったからである。

脳が記憶を引っぱり出すしくみは、現在のところまだ詳しくはわかっていないが、脳の中の海馬が手がかりにもとづいて、大脳皮質から記憶の断片を拾い出し、記憶としてよみがえらせているのではないかと考えられている。


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