危険?そう判断する味覚の防御機能

子供の頃は苦いモノや酸っぱいモノが食べられなかったのに、大人になるとおいしく感じる、そういった経験は誰しもあるのではないだろうか。
酢の物や梅干し、ニガウリや菜の花などといった食べ物だ。

子供の頃はこうした食品を受けつけないものだが、こうした味覚は、生存のための防御機能が詰まっているのだ。
人間は甘味や酸味、塩味、苦味といった味覚のうち、酸味と苦味に敏感に反応する。

酸っぱいものは腐敗の恐れがあり、苦いものには毒物が含まれている危険性があるからだ。
子どもが酸っぱいものや苦いものを嫌うのは、幼いほど本能に忠実に生きているためであり、生まれながらに備わっている防衛本能が大人より強いからだ。
ではなぜ大人になると食べられるようになるのだろうか。

それは、経験によって酸っぱいものや苦いものの中にも安全なものがあると、舌や鼻が覚えていくからである。

他には肝臓のアルコール分解能力が低い人はお酒がおいしいと感じない人が多い。

これも、肝臓が分解できないものを、脳がまずいと感じさせるためだ。
また、生ガキなどに一度あたった人がその後、その食べ物を食べられなくなる、なども体が示す防御反応による。

こうした反応を『条件付け忌避行動』といい、私たちが安心して食べ物を口にできるよう為の優秀な機能といえる。


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