侮るなかれ。人の『噛む』力は結構凄い。

重い荷物を持ち上げるときや、バレーボールのアタックなど、大きな力を必要とするときに、人は歯を食いしばる。

その際、奥歯にかかる力を咬合力といい、その瞬間に出される力は、成人男性なら平均して約60キログラム、成人女性なら約40キログラムと、おおよそ体重と同じくらいだ。

歯を食いしばったときの強大な力を受け止めるのが、歯茎に埋もれた歯根で、歯根により歯やアゴは守られている。

また、食べ物を噛む時に使われるアゴの筋肉の力は、最大で120キロにもなる。

食事をするごとにそんなに力がかかっていては、すぐに歯がボロボロになってしまいそうだが、そうならないのはなぜか。

まず、第1にヒトの歯はとても丈夫で、いちばん外側をおおうエナメル質は、人体でも最強の硬度をもち、その硬さは、水晶と同じ位。

第二に、私たちがふだん食事で使っている力は、自律神経により最大限発揮できる力の3割程度に抑えられている。

この為、毎日食事をしていても、歯がすり減ることはまずないのだ。


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