ローマ皇帝が滅んだ原因はもしかすると…○中毒が原因?

1960年〜1970年に人工甘味料としてお菓子などに使われていた人工甘味料のサッカリン。

その後発癌性があるなどの理由で使用禁止となったのだが、このように普段の生活の中で使用されていたものが、後に有害だと判明するケースがある。(現在、サッカリンの発癌性に関しては、その後の実験結果により無害だと言われている。)フロンガスなどもその良い例だろう。

身近に使われていた物で、後に有害だと判明したものの1つに鉛がある。

鉛は血管や腸管が激しく痛み、神経麻痺・精神錯乱などを起こす毒性を持った金属なのだが、江戸時代から明治時代、おしろいには鉛自という炭酸鉛が使われていた。


そのため、おしろいを使って化粧をする役者や女性に鉛中毒が多く発生、授乳時に母親のおしろいを吸い込んで乳児が、脳を冒されるといった事が起きた。

もちろん現在では、化粧品に鉛の化合物を配合するのは禁止されている。

 

鉛は世界各地で産出され、柔らかい上に、融点が低くて成型加工も容易なので、古くからいろいろな用途に利用されている。鉛白は、紀元前4000年にはエジプトで塗装用にも使われていた。

そういった多くの利点を持つ鉛だが、ローマ帝国では、化粧品のみならず、食器、上下水道のパイプなど、ありとあらゆるところに鉛を使っていた。

まさに鉛漬けとも言える状態だったのだから、そこに暮らす人々の健康に影響が出ないのが不思議というものだ。

実際、鉛を口にする機会の多い上流階級に、流産や死産が多かったのだとか。


また、鉛製のグラスを使用していた為、歴代のローマ皇帝が鉛による中毒で精神に異常をきたし、ローマ帝国が滅亡する原因になったという説もある。真偽の程は定かではないが十分に考えられる話ではある。


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