航空機の機体に穴が空いたら飛行機は墜落?

航空機の機体にもし穴が空いたとしたら、墜落してしまうのだろうか?

1988年(昭和63年) 4月28日、実際にそういったケースの事故があった。

ハワイ・アロハ航空のボーイング737型機が高度約7200メートルを飛行中、金属疲労により、機体前方上部の胴体外板が約5.4mにわたって吹き飛んだが、、飛行機は墜落することなく飛行場へと無事着陸。
但し、客室乗務員のひとりは機外に吸い出されて行方不明、他に65名の重軽傷者を出した。


飛行中、機体に穴が空いたのにも関わらず、無事着陸へとこぎつけたワケだから、即墜落には至らないことがわかる。

上空に上がれば上がるほど気圧は下がる。だが旅客機内は、気圧の低い高度を飛んでいても、標高2500メートル前後と同じ気圧に保たれているのだ。

コンビニで購入したスナック菓子の袋を、富士山頂に持っていくと気圧差でパンパンに膨れるが、言わば上空を飛んでいる旅客機内もそれと似たような状態なのだ。圧力差が大きいので機体に穴が開けば、機内の気圧が急激に下がり、猛烈な勢いで空気が外へと流れ出す。この事故で、客室乗務員が機外へ吸い出されたのはそんな現象によるものだ。

似たような事故の事例がいくつかあるが、機体に穴が空いてもそれが直接、墜落の原因にはならない。


だが、高度の高い上空は当然酸素が薄いので酸素マスクが必要になる。コクピットの酸素マスクが利用可能うちに、機体の高度3600mまで緊急降下させないと、機長が気を失ってしまうので制御不能になってしまう。


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