ポジティブシンキングが脳に与える影響

仕事で失敗したり、試験の成績が悪かったり。そんなときは誰しも気分が落ち込んでしまうものだ。

だが、そんな精神的ダメージを放っておけば、心だけでなく身体にも悪い影響をおよぼしかねない。

そうならないために、ヒトの脳にはポジティブに物事を考えるという能力が備わっている。楽観的思考=ポジティブ・シンキングによって、人間の精神は正常に保たれている、といえるのだ。


アメリカ・ニューヨーク大学のシャロット博士らは、ポジティブシンキングが脳内でどのように生まれるのかを解明するため、機能的核磁気共鳴画像法(脳内の血流を追って各部の機能を調べる方法)を用いて調査を行なった。

すると、悲観的な出来事でも楽観的に捉えれば、脳内にある扁桃体と吻側腹側帯状束皮質の働きが活発になるということがわかった。

また、神経科学者のジョン・ガブリエリ氏は実験により、悲観的にとらえた事も、楽観的な方向へ考え方を向けることで、恐怖・不安などの否定的な感情を司る部位の活動が低下し、前頭前皮質の一部が活発になることを発見した。

 

これを「脳による再評価」という。

 

人間はストレスを感じたり落ち込んだりする経験をしても、その後、考えをよい方向に変える術をもっている、といえるのだ。

 

また、ポジティブな感情は創造性を高め、正しい問題解決を引き出すようになるといわれており、さらには思考や行動の幅が広がることが確認されている。


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