最大150日間潜水できるカメ

天気の良い日に公園を散歩していると池の周りで亀が日向ぼっこしているのに出くわす事がある。主にクサガメやイシガメ、ミドリガメなどだが、その数の多さに驚かされる。

現在、世界には約240種のカメが生息している。

ゾウガメのように主に陸で棲息しているものや、水の中がメインのもの、水の中でも陸の上でも棲息できるもの、海で過ごすもの、それぞれ体の構造が生活スタイルに適応して変化しているのだ。


たとえば海洋性のウミガメ類は、水の抵抗を減らすべく、体全体が平らになり足は水を掻きやすい様にオール状になっている。
また、海の中には外敵が少ないため、陸性のカメと違って頭や足を引っ込める必要がない。

そんなウミガメ類の中で、もっとも水中生活に適応しているのがオサガメだ。


泳ぐ速度も時速24kmと速いのだが、潜水能力も高く、1200メートルまで潜水できるのだという。しかも本気で潜れば1回の潜水時間はなんと約150日間にも及ぶのだ。

そんなに長期間潜れる秘密は、エネルギー源の切り替えにある。通常、エネルギー源としている脂肪は酸素を消費するのだが、これをグリコーゲンに切り換えることによって、酸素を使わずに動き回れるようにしているのだ。


また、体の大きさも関係していて、動物のエネルギー消費量は、体が大きいほどエネルギーの消費が少ない。オサガメの体重は最大900キロ。大きい体は断熱効果も高く、北極付近の海でもエネルギー消費を抑えて泳ぎ回ることができるのだ。

体を大きくし、燃焼するエネルギー源を切り替え、体型もスリム。まさに海に生きるために特化したカメと言えるのではないだろうか。


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