人間の個体差は遺伝子レベルでは殆ど無い

頭があり、胴体があり、腕も脚も2本。人間の基本的な構造は遺伝子によって決まっている。人体の設計図のはすべての人間においてほぼ同じである。

だが、周りを見渡してみると誰もが一見して違う人間だとわかるように、基本構造は同じでも顔つきや体つきに違いがある。
こうした個体差は、人間の中でもっとも重要とされているが、驚くことに個人個人のDNA上の違いは、全体の0 . 1%にしかすぎない。

人間のDNA (デオキシリボ核酸)の塩基対を調べてみると、約1000個の塩基対に1個の割合で違いが見られ,この違いが人間の体つきや顔つきに個人差を生んでいることがわかった。
人体のDNAの塩基対の総数、約30億個の内の0.1%が違うだけなのだ。
遺伝子配列のうち個人によって配列が異なる箇所をスニップ(SNP)と呼び、約300か所に1か所、塩基が置き換わっていることがわかっている。
塩基は1文字でも違えばタンパク質の構造が変化し、人体機能にも影響を与える。またDNAの個人差を比較すればその人の体質や、どんな病気にかかりやすいか、どういう薬が効くのかなどまでわかる。
SNP解析が進めば、病気の予防や治療に活用できる他、寿命の長寿化など、医療、その他の世界に大きな波風を起こすかもしれない。


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