1時間その場に居ただけで死に至る湖が世界にはある

地球・宇宙, 雑学

世界には多くの湖が存在している。様々な伝承・伝説の舞台になったり怪物が棲んでいると噂されたりする事もある。

ロシア南西部、カザフスタンとの国境近くにあるカラチャイ・チェルケス共和国のカラチャイ湖は1時間その場に居るだけで死に至ると言われている。

その原因は放射能による汚染。

 

かつてこの周辺には、兵器用プルトニウムを生産する為の原子炉や再処理施設、マヤークというプラントがあった。

1950年当時、ソ連では放射能による人体への影響を重要視していなかった為、放射性廃棄物は近くのテチャ川やカラチャイ湖にそのまま流されていたという。

 

付近の住民に健康被害が現れ始めると放射性廃棄物を濃縮してタンクに貯蔵する方法に改められた。

1957年、貯蔵タンクが爆発し大量の放射性物質が大気中にばらまかれる事故が起きる。

 

カラチャイ湖は放射性物質ストロンチウム90などで汚染されていたが、1967年春に干魃が発生。

湖底が干上がって乾燥すると放射性物質を含む砂や泥が風にのって空気中に飛散し、新たな健康被害を生む。

地域住民に放射能汚染が正式に知らされたのはロシア政府発足後であり、健康被害を拡大させる要因の一つとなった。

 

カラチャイ湖は現在も1時間あたり6000ミリシーベルトの放射線を放出していると言われている。

1時間で99%死亡するといわれている被爆量だ。まさに死の湖である。


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