女性からしか求愛できない。そんな島のお話

アフリカ大陸の西の端に、ギニアビサウという小さな国がある。
50もの島で構成される国だが、その中のオランゴ島には、他の地域とは異なった常識がある。


「プロポーズできるのは女性だけ」
しかも、
「男性はプロポーズを拒否することは不可能」
男性は、ただ女性に選ばれるのを待つことしかできない。

オランゴ島の女性たちは、結婚について強力な主導権を握っている。

狙った男性と必ず結婚できるのだから、女性にとってはこれ以上ない買い手市場だ。
ただし、彼女たちもただのうのうとしていられるわけではない。結婚の準備はすべて女性がしなければならないのだ。
まずは浜辺で流木と草を集める。集めた流木で柱を作り、草で屋根を作り、泥でレンガを作る。

これらを組み合わせて、自ら新居を建てなければならないのだ。しかもこの作業は人に手伝ってもらってはいけない。
期間は約4ヶ月。家が完成したあかつきには、魚を盛った皿を持ち、お目当ての男性を訪ねる。
その男性が差し出された皿を受け取って、ようやく結婚が成立するのである。

変わった風習なので『結婚後は大丈夫か?』と思ってしまうが、この島には離婚がほとんどなかったという。
ただし最近は、少しばかり状況が変わってきているようだ。
男性が島の外に出稼ぎに出て、島外での恋愛方法を学び、女性にアプローチするケースが増えてきたのだ。

すると皮肉なことに、離婚が増えてきたという。


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