明日天気になあれ。本当に天気を変えてしまう国、ロシア。

遠足など雨によってイベントが中止になった時、天気を自由に変えられたら…なんて誰しもが思うことだろう。

できればずっと晴れの日がつづけばいいのに、なんて考えてしまうが、天候だけは人間が自由に出来るものではない。

だがロシアではそれを可能にしてしまう。

実は1981年以降の記念日に、モスクワでは雨が降ったことが1度もないのである。

モスクワに大量のテルテル坊主が吊るしてあって、それが強力に作用してる、という訳ではない。

大きな記念日には、国家が人工的に晴れを作り出しているのである。

第二次世界大戦の対独戦勝記念日の5月9日。メーデーの5月1日。
赤の広場で軍事パレードなどがおこなわれる、国にとって大事な日である。雨など降られては大事な行事が台無しだ。そこで国として、天気を変える行動に出る。

まず、ロシアの気象台はもちろん、空軍・緊急事態省から専門家がこぞって集まりプロジェクトが開始。

当日の天気を、気象衛星などで分析する。
もし雲行きが怪しいようなら、あらかじめ待機させておいたロシア空軍機 イリーシン18が飛び立つ。

イリューシン18は上空から、ドライアイス、液体窒素、炭酸ガスなど、上空にある雲のタイプにあわせた物質を散布し、首都上空の雲を追い払らう。

こうして人工的な晴天の下、イベントがとり行われるのだ。

天候を変えるという発想や、その技術に驚かされるが、そうそう感心してばかりもいられない。

夜になってから大雨になってしまったり、1週間も雨が降り続けたりと、天候を操作した代償が現れる。

専門家は人体への悪影響はないと語っているものの、人為的に天候をコントロールすることが地球環境にどのように作用するのか、確かなところはまだ解明されていない。


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