駅名を決めるのもなかなかに大変だ、というお話

駅名にある『三朝』。「みあさ」と読んでしまいそうになるが正解は「みささ」。

地名や歴史的な由来などから駅名がつけられるケースがほとんどだが、一度名前が決まっても住民の意向により改称されたり、「なぜこんな名前が?」と思わざるを得ない名前がついていたりすることもある。

たとえば、札幌市営地下鉄南北線の南平岸駅。


南平岸駅はもともと霊園前駅という名だったが、住民の強い要請で改称されこの名になった。この駅のすぐ近くに、札幌市内でももっとも歴史がある平岸霊園がある。平岸霊園を訪れる人がわかりやすいように霊園前という駅名がつけられていたのだが、霊園前という名は、イメージが悪く、歓迎されていなかった。

そこで、1984年(昭和59年)に平岸霊園のなかの火葬場が移転したのをきっかけにして住民による駅名改称運動が起こった。この住民達の運動が功を奏し、現在の南平岸駅となったのだ。

これは駅名が持つイメージが重視されたケース。

大阪の地下鉄には、イメージや体裁よりも、実用性を考え名前がつけられた駅がある。

例えば大阪市営地下鉄千日前線の野田阪神駅。この野田阪神駅には阪神の名がついてはいるが、市営地下鉄の駅であって、阪神電鉄の駅ではない。

ではなぜ野田阪神という駅名になったかというと、JRの野田駅と間違えないためである。

また、野田阪神という駅名は、阪神本線と連絡していることを端的に示すという役割もある。

実用的な名前というなら、横浜市営地下鉄ブルーラインの北新横浜駅にもあてはまる。元々、北新横浜駅は新横浜北駅という名前だった。

ではなぜ改名されたのかというと車内でのアナウンスが関係している。

「次は~新横浜… 」までアナウンスが流れた段階では、新横浜駅との区別がつかない。そこで「北」の字を先頭に持ってきて新横浜駅との差別化を図ったのである。

 


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